E メール展開を VMware Boxer に移行するためのベスト プラクティス

お客様のユース ケースでの確認

お客様の環境に Boxer を展開する前に、「Feature Parity Matrix」(機能比較表) を参照して、既存の展開で利用している機能が現バージョンの Boxer アプリでサポートされていることを確認してください。Boxer 4.9 以降のバージョンでは、AirWatch コンソール 9.0 以降との併用で、IBM Notes Traveler もサポートされています。VMware Boxer と AirWatch Inbox との機能比較の詳細は、「Comparison Matrix」(比較表) を参照してください。

なお、Boxer の導入を完全にサポートするには、AirWatch コンソールおよび必要に応じて SEG の前提条件を満たす必要があります。

  • Android および iOS の Boxer の基本的な管理構成は AirWatch 8.3.5 以上で利用できますが、新しい機能をより高い安定性の下でご利用いただくには、8.4.8 以上にアップグレードすることを強く推奨します。
  • セキュア E メール ゲートウェイ (SEG) を使用している場合は、少なくとも 8.3.5 (8.4.8+ 推奨) にアップグレードする必要があります。
  • VMware Browser と統合する場合は、VMware Browser 4.6+ を使用する必要があります。

インフラストラクチャの要件と詳細は、『Boxer 管理者ガイド』概説されています。

 

展開モデルの選択

まず、移行のスケジュールと方針を決定する必要があります。一般的に、MEM の移行は次の 2 つのフェーズに分かれます。

  • フェーズ 1:ユーザーに対し、既存の E メール アプリ (ネイティブ アプリ、AirWatch Inbox など) と並行して Boxer も利用可能にします。ユーザーには Boxer を使用するように指示を出しますが、既存のアプリも引き続き利用できるようにしておきます。
  • フェーズ 2:ユーザーが従来の E メール アプリを利用できなくなる期日を設定します。この日までにすべてのユーザーが Boxer への移行を完了していることを想定します。

フェーズ 1 については、Boxer の展開方法として「自動」か「オンデマンド」かを選択できます。「自動」展開を選択した場合、ユーザーはデバイスに Boxer アプリをインストール/構成しなければならなくなりますが、従来のアプリも引き続き利用可能なままです。しかし、複数の E メール アプリが同じデータを同期することになるため、この展開方法はエンドユーザー デバイスでのデータ使用量と CPU 負荷の増加につながります。

VMware AirWatch は「オンデマンド」の展開方法を推奨します。この方法の場合、Boxer アプリは App Catalog に表示され、利用可能な状態になります。ユーザーは各自の都合に合わせて、アプリの切り替え準備ができた段階で Boxer アプリをダウンロードして使用することができます。

いずれの展開方法でも、ユーザーは都合のよいタイミングで従来のメールボックス構成を削除できるようになっている必要があります。そのためには、現在の Exchange ActiveSync (EAS) プロファイルの割り当て方法を [自動] から [オプション] に変更する必要があります。この変更自体は、既存ユーザーの E メール アクセスに影響を与えることありません。ただし、この変更により、ユーザーは AirWatch Inbox アプリを削除したりセルフ サービス ポータルを使用したりすることで、従来のメールボックス構成を削除できるようになります。

展開モデルを構成する場合は、Boxer の展開を利用可能にするのと同じタイミングで既存のメールボックス構成の割り当て方法も [オプション] に変更してください。

SEG で特定のメール クライアントからのアクセスのみを許可するように制限している場合は、このフェーズで Boxer アプリもホワイトリストに追加してください。

 

AirWatch コンソールでの VMware Boxer の構成

  1. AirWatch コンソールで [アプリとブック] > [アプリケーション] > [ネイティブ] > [パブリック] > [アプリケーションを追加] と進みます。
  2. 目的のプラットフォーム (iOS または Android) を選択します。
  3. [アプリ ストアを検索] を選択し、「VMware Boxer」を検索します。
  4. 検索結果に表示されている VMware Boxer アプリの [選択] をクリックします。
  5. [アプリケーションの編集] 画面で [保存して割り当て] をクリックします。
  6. [割り当ての追加] をクリックします。
  7. [割り当てグループを選択] ボックスで、VMware Boxer を使用するスマート グループを指定します。
  8. [アプリ配信方法] (前述の [自動] または [オンデマンド]) を指定します。このフィールドは、コンソール バージョンによっては [プッシュ モード] という名前になっている場合もあります。
  9. [E メール設定] タブで、必要な設定を行います。これらの設定は通常、現在デバイスに展開されている Exchange ActiveSync プロファイルの設定と同じです。
  10. [追加] をクリックします。
  11. [保存して公開] をクリックし、[公開] をクリックします。指定したアプリ配信方法に応じて、割り当てられたすべてのデバイスに VMware Boxer が展開されます。

 

エンドユーザーへの通知

Boxer アプリの割り当てが完了したら、ユーザーにアプリが利用可能になっていること、これは組織としての正式な移行手続きであることを通知してください。この通知は、「オンデマンド」の配信方法を選択している場合は特に重要です。また、移行の期限を設定することも有効です。その場合、AirWatch コンソールでメッセージ テンプレートを作成することで、より簡単にこの通知を送付することができます。たとえば、移行期限が 60 日だとすると、最初の通知を送付した後、15 日後、30 日後、45 日後にフォローアップ通知を、60 日後に最終通知を送付する、というケースが考えられます。メッセージ テンプレートは、AirWatch コンソールの [設定] > [デバイスとユーザー] > [全般] > [メッセージ テンプレート] で作成できます。作成時には、[カテゴリ] を [アプリケーション]、[タイプ] を [アプリケーション通知] に設定してください。

続いて、AirWatch コンソールのアプリケーション リスト表示画面で Boxer アプリの [インストール状態] カラムに表示される [インストール済み]、[未インストール]、[割り当て] のいずれかを選択して、割り当てたユーザーに通知を送信することができます。 

[状態] フィルタを使用して送付先を絞り込むこともできます。たとえば、[未インストール] を選択すると、まだアプリをインストールしていないユーザーだけにメッセージを送信できます。適切なフィルタを指定したら、画面上部のメニューで [送信] を選択します。

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最後に、適切な [メッセージ タイプ] (通常は [E メール]) と、使用する [メッセージ テンプレート] を選択します。移行期限の残り日数ごとに異なるテンプレートを作成している場合は、その時点での残り日数に対応したテンプレートが選択されていることを確認してください。

Boxer_Notify_3.PNG

 

さらに、対象のデバイスが MDM 加入済みの場合は、順守ポリシーを作成して、デバイスに Boxer アプリがインストールされているかどうかを検証し、必要に応じて何らかの対応措置を自動的に実行することも可能です。また、別の順守ポリシーにより、Boxer と AirWatch Inbox の両方がインストールされているデバイスを検出して、ユーザーにバッテリ/データ通信の使用量を節減するために Inbox の削除を促す通知を送ることもできます。順守ポリシーのセットアップは必須ではありませんが、さまざまな展開タイプに応じたユーザーへの指示を自動化できるので便利です。

 

展開の最終段階

最後の構成をセットアップする前に、そのセットアップの実施日時をユーザーに通知してください。通知を行うことで、まだ移行を完了していないユーザーへの影響を軽減することができます。

最終構成の準備ができたら、Boxer の配信方法を [オンデマンド] から [自動] に変更します。これにより、期限までに移行を完了していないすべてのユーザー デバイスに対して、構成済みのアプリが自動的に展開されます。

続いて、以前のメールボックス構成へのアクセスを削除してください。これまでネイティブ クライアントを展開していた場合は、AirWatch コンソールから EAS プロファイルを削除するか、該当グループへの割り当てを解除するだけです。AirWatch Inbox アプリを展開していた場合は、EAS プロファイルを削除/割り当て解除するとともに、AirWatch Inbox アプリの削除/割り当て解除も実行してください。

最後に、SEG で特定のメール クライアントからのアクセスのみを許可するように制限している場合は、ホワイトリストに Boxer アプリのみが含まれるように変更してください。

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(この記事に対応する英語版の記事の初版は 2016 年 3 月に公開されました。)
 
免責事項:これは英文の記事「Best practices for migrating an email deployment to VMware Boxer」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

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