VMware は、プライバシー通知の更新やプライバシー モバイル Web アプリの提供に加え、Boxer、Browser、Content Locker、People Search などの Workspace ONE 生産性向上アプリでのプライバシー関連機能のさらなる改善に努めています。
この機能改善により、既存ユーザーと新規ユーザーに新しいプライバシー ダイアログが表示されるようになります。このダイアログには、アプリと Workspace ONE サービスによるデータ収集と、アプリがデバイス上の特定の機能を有効にするために必要なアクセス許可の概要が表示されます。管理者は Workspace ONE Unified Endpoint Management (UEM) Console を使用してエンドユーザーにプライバシー通知を表示することで、企業のプライバシーとデータ収集に関するポリシーをユーザーに効率的に伝達することができます。また、管理者やユーザーは必要に応じて、機能の利用状況分析のオン/オフを切り替えることもできます。この利用状況分析は、VMware による製品機能の改善や新たな製品機能の決定に利用されます。
新しいプライバシー ダイアログの説明、およびプライバシー ダイアログと分析データ収集の管理構成の方法を以下に示します。
プライバシー ダイアログ
下図のプライバシー ダイアログには、その時点でユーザーが構成中のアプリに関する情報が表示されます。
情報 | 説明 |
---|---|
アプリにより収集されるデータ
|
アプリにより収集され処理されるデータの概要が表示されます。
このデータの一部は、Workspace ONE UEM Console 上で管理者による閲覧が可能です。 |
デバイスのアクセス許可
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デバイスへのプッシュ通知など、アプリから特定の製品機能を利用できるようするための、デバイスのアクセス許可の概要が表示されます。
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企業のプライバシー ポリシー
|
管理者は URL を指定することにより、ユーザーに企業独自のプライバシー通知画面を表示することができます。独自のプライバシー通知が指定されていない場合、ユーザーには既定のメッセージが表示されます。既定のメッセージでは、詳細は雇用者に問い合わせるように案内されています。 |
エンドユーザー側のオプション
- 初回構成時またはアップグレード時:プライバシー ダイアログは Content 4.13.3 以降を新たにインストールした場合に表示されます。以前のバージョンでプライバシー通知に同意済みの場合は、アプリをアップグレードしてもプライバシー ダイアログは表示されません。
- 随時:エンドユーザーはアプリの設定メニューからプライバシー画面を表示したり、機能の利用状況分析のオン/オフを切り替えたりできます。
プライバシーとデータ収集に関する管理ポリシー
この新しいプライバシー ダイアログを利用するには、Workspace ONE UEM Console をアップグレードする必要はありません。プライバシー ダイアログとデータ収集に関する管理ポリシーは、[グループと設定] > [すべての設定] > [アプリ] > [設定とポリシー] > [設定] > [カスタム設定] で設定できます。
以下に、使用可能な構成を示します。
- 企業のプライバシー ポリシーの URL
- キー:
"PrivacyPolicyLink"
- 値:
"https://www.company.com/privacypolicy"
- 注:このポリシーによって、事前設定されている企業のプライバシー ポリシーの文言に代わり、独自のプライバシー警告 Web ページをアプリ上で直接、ユーザーに表示することができます。
- キー:
- VMware による機能の利用状況分析
- キー:
"PolicyAllowFeatureAnalytics"
- 値:
0
- 無効1
- 有効
- 注:このポリシーは、アプリの構成時にデータ共有のオン/オフを切り替えるための [データ共有] ダイアログをユーザーに表示するかどうかを制御します。無効にすると、すべてのユーザーに対してデータ共有がオフに設定されます。収集された分析データは、ユーザーのさらなる生産性向上を実現するために、VMware による既存の製品機能の改善や追加すべき新機能の決定に利用されます。
- キー:
- VMware Intelligence および Apteligent による診断データ
- キー:
"PolicyAllowCrashReporting"
- 値:
false
- 無効true
- 有効
- 注:このポリシーは、アプリから Apteligent に診断データを送信するかどうかを制御します。診断データは、アプリのクラッシュなどの際のトラブルシューティングやサポートに使用されます。この設定を無効にすることは、アプリで発生した障害の調査や解決において、効率面で多大な影響を及ぼす可能性があります。
- キー:
構成の例
{"PolicyAllowFeatureAnalytics":1,
"PrivacyPolicyLink":"https://www.company.com/privacypolicy",
"PolicyAllowCrashReporting":true}
お問い合わせ
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敬具
VMware Workspace ONE チーム
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免責事項:これは英文の記事「VMware Workspace ONE Mobile Applications Privacy Update」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。
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