Apple 2018 秋季リリースに向けての準備

2018 年 6 月に開催された WWDC 2018 では、大方の期待にたがわず iOS 12、macOS 10.14、tvOS 12 が発表されました。2018 年の秋にこれらアップデートの一般提供が開始されるまで、VMware Workspace ONE チームはこの記事で、お客様のデバイス/ユーザーで必要な準備や今後追加で発表される変更などに関する情報を、まとめてご提供します。この記事に記載したアップデート情報の多くは「What’s New in Managing Apple Devices」(Apple デバイス管理の新機能) セッションで発表されたものです。WWDC で発表されたニュース全般については、他のセッションの内容をまとめた弊社の公式ブログを参照してください。 

また、アップデートに向けて貴社の VMware Workspace ONE 環境の準備を進められるよう、この記事の受信登録 (SUBSCRIBE) を行い、最新情報を入手できるようにしてください。 

 

一般情報

6 月 4 日の時点で、全プラットフォームの最初のベータ版が Apple Developer 向けにダウンロード可能になっています。これら各プラットフォームのベータ版をいくつかのデバイスにインストールし、ご利用の VMware Workspace ONE UEM 環境で貴社独自のユースケースに合わせて検証していただくことを推奨します。また、ベータ版のリリースごとにリリース ノートの内容を精査し、それぞれのプラットフォームでの既知の問題を把握しておくこともお勧めします。VMware Workspace ONE チームでも、各ベータ版に対して弊社アプリのサポート対象バージョンを確認し、適宜、この記事の「既知の問題」と「解決済みの問題」セクションを更新する予定です。  

昨年 Apple 社は VPP 購入担当者アカウントへの「場所」データの追加という、Apple School Manager でのアップデートを発表しました。今回の Apple Business Manager の提供開始により、同等の機能が法人のお客様すべてで利用可能になります。これは貴社の DEP/VPP アカウントを一元的に管理するための新しいポータルです。VMware は、Apple School Manager 同様、Apple Business Manager のサポートもすでに開始しています。移行されたアカウントはすべて、これまでどおりご利用いただけます。貴社アカウントを適切にセットアップするための、移行時の推奨手順については、こちらのナレッジベース記事を参照してください。

参考情報および既知の問題

 

iOS

iOS 12 の新機能は、最新の Workspace ONE UEM Console 9.7 リリースでご利用いただけます。詳細は、リリース ノートを参照してください。また、最新の iOS 12 対応シード スクリプトはこちらからダウンロードいただけます。  

S/MIME 

最初にご紹介するのは、Exchange ペイロードおよび E メール ペイロードでの S/MIME 暗号化機能です。この一連のキーは、ネイティブ メール クライアントのカスタマイズ オプションを強化するために新たに導入されました。そのうちの一部は、既存のキーを置き換えるものです。iOS 12 よりも前の古いキーは iOS 12 では無視されるため、既存のプロファイルをそのまま使用しても問題が生じることはありません。1 つの構成プロファイルで古いキーと新しいキーの両方が iOS 12 デバイスに送信された場合、メール クライアントでは新しいキーの値が使用され、古いキーは無視されます。 

ネイティブ メールでの先進認証 

Exchange ペイロードでのもうひとつの変更点は、E メール サーバへの接続で OAuth の使用を指定するオプションが追加されたことです。このオプションを有効にする場合、パスワードは指定しないでください。 

通知 

もうひとつのアップデートは、通知ペイロードにおいて、CarPlay に通知を表示しないオプションと、「おやすみモード」(妨害しないモード) や着信音設定を無視する重要通知を禁止するオプションが追加されたことです。  

制限 

今年の WWDC でも、iOS 12 で利用可能になる新たな制限設定がいくつか発表されました。まずは、ユーザーによる日付と時刻の手動設定を禁止する制限です。これにより、日付と時刻は常に、位置情報を基に自動的に設定されます。ただし、デバイスがセルラー データか Wi-Fi に接続している場合 (かつ位置情報サービスが有効になっている場合) にのみ、日付と時刻が自動的に設定される点に注意してください。さらに、パスワード共有の許可、パスワードの自動入力、パスワード共有時の認証強制などに関する制限も追加されています。 

DEP での画面のスキップ 

また、iMessage と FaceTime の設定アシスタント画面をスキップするためのキーも追加されました。このキーをサポートする場合は、セットアップ中のこの画面のスキップを有効にしてください。 

プロキシに関する変更 

iOS 12 でのもうひとつの変更点は、プロキシ自動構成 (PAC) において FTP とファイルの URL スキーマが廃止されることです。PAC でサポートされる URL スキーマは HTTP と HTTPS のみになります。[設定] でユーザーが設定した PAC URL や構成プロファイルで設定した PAC URL もこの変更の対象です。 

 

macOS

ユーザー データのプライバシー保護

macOS 10.14 ではセキュリティが強化され、エンドユーザーからの透明性が向上しました。従来は、アプリやプロセスがユーザーに気付かれることなく機密性の高いデータにアクセスすることが可能でした。macOS 10.14 Mojave (モハベ) の新しい MDM 制御機構では、IT 部門がエンドユーザー向けに追加のセキュリティ対策を組み込めるようになった一方で、許可された企業アプリはこれまでどおりユーザー操作を阻害することなく実行できるようになっています。macOS 10.14 では、プロンプトでユーザー操作が中断されることがないよう、この新しい MDM 制御機構のホワイトリストに AirWatch Agent を追加する必要があります。詳細は、こちらのナレッジベース記事を参照してください。 

統一された DEP 加入手順 

macOS 10.14 Mojave (モハベ) では、特にデバイスが DEP に登録されている場合、より iOS に近い手順を経て加入できるようになる予定です。この変更に関しては未確認の部分が多いため、適宜、この記事を参照し、更新の有無を確認してください。 

制限とネイティブ メールでの先進認証 

iOS で利用可能な構成が他のプラットフォームでも使用できれば利便性/管理性の向上を期待できます。macOS 10.14 でも、管理アカウントに OAuth 認証を強制したり、パスワード自動入力の制限を適用したりすることが可能になります。 

 

tvOS

ソフトウェア アップデートの管理 

すでに iOS で利用可能な機能を他のプラットフォームにも導入するという流れに沿い、tvOS 12 にも新しい機能が追加されます。tvOS 12 では、iOS や macOS に実装されているのと同じ scheduleOSUpdate コマンドを使用してデバイスの OS をアップデートすることができるようになります。ただし、初期ベータ版ではこの新機能を使用しても、デバイスを指定の OS バージョンにアップグレードすることはできないようです。scheduleOSUpdate コマンドを送信すると、デバイス OS はサポートされている最新バージョンにアップデートされます。念のために付け加えておくと、最長 90 日までアップデートをユーザーから見えなくすることで OS アップデートを抑制する制限設定は tvOS ではサポートされていません。 

tvOS での VPP 

また、tvOS 12 では VPP アプリのインストールがサポートされます。現在 iOS で利用可能なデバイス/ユーザー ベース VPP の全機能が利用できるようになると考えられています。この機能が利用可能になる時期については、VMware のリリース ノートで確認してください。 

 

認証局のサポートに関するアップデート

来る秋季リリースの一部として、Apple 社は一部の認証局 (CA) の信頼に関する変更を発表しました。1 つ目は、Symantec 認証局の信頼が 8 月 1 日の時点で一部取り消され、2018 年秋頃には完全に取り消される予定であることです。

2 つ目は、iOS 12 ベータ 3 で iOS の信頼ストアから Federal Common Policy Root CA (連邦コモン ポリシー ルート認証局) が削除されたことです。Federal Common Policy Root CA が必要な場合は、プロファイルを使用してルート証明書を配布してください。

詳細は、Apple 社のナレッジベース記事を参照してください。

 

お問い合わせ

サポートが必要な場合やフィードバックをお送りいただく場合は、My Workspace ONE からチケットを提出するか、お客様の地域のサポート ラインにご連絡ください。

 

敬具

VMware Workspace ONE チーム  

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免責事項:これは英文の記事「Getting Ready for Apple Fall 2018 Releases」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

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