E メール通知サービス (ENS) の概要

はじめに

E メール通知サービス (ENS) は、AirWatch Inbox を使用している iOS デバイスで、ネイティブのメール アプリの場合と同様のリアルタイム通知を実現するために使用されます。ENS はユーザーの受信トレイを監視し、各ユーザーのデバイスの AirWatch Inbox にプッシュ通知を送信します。ユーザーから見ると、その通知は通知ウィンドウに表示される他の一般的な通知と同じに見えます。通知を選択すると AirWatch Inbox が開きます。AirWatch Inbox は iOS が提供するバックグラウンド機能を引き続き使用しますが、ENS との統合で、Inbox がデバイスのバックグラウンドで実行されていない場合でもユーザーが正確な通知を受け取ることができるようになります。

ネットワーク全体における E メール通知サービスの配置

E メール通知サービスはオンプレミス コンポーネントとしてインストールされる必要があります。また、Exchange サーバと同じドメインにインストールされている場合のみ、フル サポートの対象となります。ENS は、各ユーザーの受信トレイのストリーミング通知にサブスクライブするために、Exchange サーバに接続します。ただし、AutoDiscovery サーバ経由か、特定の Exchange サーバ (またはサーバ グループ) を直接指定することによって、Exchange 環境に接続することができます。Exchange サーバに直接接続できるのであれば、ENS は現在セキュア Eメール ゲートウェイ (SEG) を使用している環境でも使用できます

さらに、ENS は AirWatch API サーバと通信する必要があります。これは、 ユーザーとデバイスの状態を取得するため、また E メール順守ポリシーが設定されている環境で特定デバイスの現在の順守状態を取得するためです。ENS は Exchange のストリーミング通知にサブスクライブするときに、収集したユーザー アカウント情報 (特に E メール ドメイン、ユーザー名、メール アドレス) を使用します。

最後に、ENS は、実際にエンド ユーザーのデバイスに通知を送信するために、AirWatch Cloud Notification Service (CNS、クラウド通知サービス) に接続します。ユーザーのメールボックスに未読メールが見つかると、ENS は CNS にメッセージ ペイロードを送信します。CNS はこのメッセージを APNs (または GCM) ペイロードにパッケージ化して、適切なプッシュ通知サービスに送信し、最終的にデバイスがこの通知を受け取ります。現時点で CNS は SaaS サービスとしてのみ提供されているため、ENS のオンプレミス インストール環境では、AirWatch がホストする CNS 環境への送信接続が許可されている必要があります。

ENS_network.png

 

E メール通知サービスのコンポーネント

ENS は、「通知システム」と「通知サブスクライバ」の 2 つの主要コンポーネントで構成されています。通知システムは、Exchange に登録されているサブスクリプションが常に正確であるように、ユーザーとデバイスのリストを最新の状態に保ちます。ENS はローカル リポジトリにユーザーとデバイスの情報を保持しており、定期的に AirWatch API を使用してこの情報を収集して、リポジトリを更新します。さらに ENSは、デバイスが E メール アクセスに関して「順守状態」とマークされているか「非順守状態」とマークされているかを確認します。ユーザーの受信トレイに未読メッセージがあっても、E メール アクセスに関して「非順守状態」と見なされているデバイスでは、通知は受信されません。

通知システムがユーザーとデバイスの情報を管理しているのに対し、通知サブスクライバは Exchange 環境から実際にストリーミング通知を受け取り、それを処理します。通知システムは新しいユーザーを認識すると、そのユーザーの E メール ドメイン、ユーザー名、およびメール アドレスを収集し、通知サブスクライバに渡します。通知サブスクライバは、(直接または Exchange AutoDiscovery を介して) Ex​​change 環境に接続し、その特定のユーザーのストリーミング通知にサブスクライブします。これ以後、未読メッセージが受信トレイに存在すると、Exchange から ENS に通知が送られます。

Exchange からこれらの通知を受け取ると、ENS はユーザー情報を含むメッセージ ペイロード (構成によってはメッセージ自体に関する部分的な情報を含む) をパッケージ化します。ENS はこれらのメッセージをバッチ処理して、AirWatch がホストする CNS 環境に送信し、最終的にエンド ユーザーのデバイスに通知が届きます。 ENS/CNS 間のペイロードでは、認証のために ENS 証明書が使用されます。そのため、認証を成功させるには、ENS サーバの公開鍵を CNS サーバに手動でインストールする必要があります。ENS では、CNS や AirWatch API サーバとの通信において、送信プロキシの使用がサポートされています。

ENS_internal.png

 

通知の種類

ENS のインストール時に、デバイスが受信する通知の種類を設定することができます。設定できる種類は次のとおりです。

  • Default (既定):新しいメッセージがあるときにデバイスが受信する既定のメッセージを設定できます。
  • Sender and Subject (送信者とタイトル):通知には未読メッセージの送信者とタイトルが含まれます。
  • Preview (プレビュー):通知にはメッセージ自体のプレビューが含まれます。

サービス アカウント

ENS のインストール時に、ストリーミング通知のサブスクライブに使用するサービス アカウントを設定する必要があります。このサービス アカウントは、システム内の全ユーザーに対する偽装権限を持っている必要があります。この権限がないと、サブスクライブは Exchange により許可されません。最初に ENS をインストールした後、必要に応じて追加のサービス アカウントを作成することもできます。ENS が複数の Exchange サーバに直接接続する必要がある場合も同様に、最初のインストール後にこの設定を変更できます。

ログ

サーバ上では、ENSは「Email Notification Service」という名前の Windows サービスです。他の AirWatch サービスと同じく、関連ログは {Installation Path}/Logs にあり、サービスの構成ファイルでログ レベルを設定できます。ログ収集への変更を有効にするには、サービスを再起動する必要があります。

ログ レベルを詳細 (verbose) に設定すると、新規サブスクリプションの作成についての情報に加え、デバイスの順守状態変更についての情報も含むログ メッセージが得られます。たとえば、デバイスが侵害状態になり、非順守としてマークされている場合、デバイスのアクセス状態が True のログ メッセージはそのデバイスが許可されていることを示し、False のログ メッセージはブロックされていることを示しています。

追加のリソース

免責事項:これは英文の記事「Introduction to the Email Notification Service (ENS)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

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